朝日新聞が社説で、皇統問題を取り上げ、
「国民が広く共有する価値観を大切にしながら、
将来の女性・女系天皇をことさらに排除しない方向で
議論をまとめるのが望ましい」
「天皇が憲法1条にうたわれる『日本国民統合の象徴』
である以上、天皇やそれを支える制度に、
社会が克服しようとしている男女不平等が投影されるのは
適切ではないのではないか」
と書いています。
朝日新聞(社説)
皇室制度のあり方 女性・女系 将来の道閉ざさずに
https://www.asahi.com/articles/DA3S16223119.html?iref=pc_opinion_top__n
個人的には、
「社会が克服しなければならない男尊女卑を
強く投影させるような議論のまとめ方をしていいのか」
と書いてもらえたら、よりグッとくるところですが、
読売に続いて、朝日が主張してくれるのは嬉しい!
朝日新聞が、憲法上の整合性のところで書いている
「人類普遍の原理」なるものが存在するのか、
私は疑問に思っていますが、
国家の権威を担っている皇室が、
「皇族男子を輩出する旧宮家という名家」
「国民なのだが妻・母は皇族、という境遇の方」
など、新たな身分のようなものを設ける制度によって
存続する存在になってしまったら、
すべての国民を平等に扱い、
すべての国民の安寧を祈られる皇室という
一君万民の物語は崩壊してしまいます。
それが、朝日新聞の言う、憲法の抱えた「不整合」を、
「負に偏った不整合」として大きく際立たせてしまうことになり、
皇室への敬愛を損なわせる原因になると思っています。
そもそも「女性が天皇になること」に「反対」するのは6%だけ。
取り残された産経新聞は、その6%にすがるしかないんだなぁ…




















